農林水産省などは、2020年に「ジビエハンター」認定制度を開始する。
農林水産省によると、2017年度の年間利用量は1629トン。前年度から27%増えている。だが、日本全国の鹿とイノシシの捕獲頭数が112万700頭に対し、ジビエとして解体されたのは9万2444頭。ジビエでの利用は8%だった。
野生鳥獣をより多くジビエ利用するためには、安定して良質な肉の確保が重要になる。これには捕獲、解体における一定以上のスキルが必要なため、同省はジビエ利用拡大には捕獲者の育成制度が必要と判断した。
現在、ジビエ利用を前提とする捕獲方法や解体方法などを学べる場は少ない。そのため、「ジビエハンター」制度を元に、高度な技術、知識を持つベテランハンターや獣医らが講師を務め、座学と実技で学ぶことが出来る研修制度の新設やマニュアル化を目指している。
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