住民の不安が高まっています。
札幌市南区の藤野と簾舞では3夜連続で住宅街にクマが出没しました。
なぜ、連日のようにクマが現れるのでしょうか。
「クマです。クマが住宅街を歩いています。道路を横断しています」
8日夜も多くの住民が暮らす街に姿を見せたクマ。
「クマが住宅街の階段をいまおりていきます」住宅の敷地内にも堂々と入り込む。
住民は「びっくりしましたクマがうちの階段を降りて行ったのを見て現実だとは思いませんでした」体長はおよそ2メートル。
連日のように姿を見せているのは同じ個体とみられ、メスグマの可能性があるという。
けさ午前6時ごろ、クマは今度は、夜に目撃された場所から1.5キロほど離れた藤野5条7丁目付近にあらわれ、住宅のリンゴが食べられた。人にまったく動じないクマ。
なぜ連日、南区の住宅街に出没するのか?
道立総合研究機構 間野勉博士は「去年からすでにこのエリアにクマが侵入していた。この時期に住宅地にいけばおいしいものが手に入ることを知っている。人から恐ろしい目にあったことがないので警戒していない」「クマの出没が相次いでいる藤野のホーマックではクマ対策グッズ売り場が設けられています」
ホーマック担当者は「普段はそんなに売れていないけどきのうの報道を受けてベルが売れた。スプレーは欠品」客は「少しでも予防になればと思って探しにきました。スプレーを買いにきたんですけど…」住民に不安が広がるなか、警察は1軒1軒住宅をまわりクマへの警戒を呼びかけた。
専門家によると、クマが夜に出没するのは人と出会いたくないからで、人を襲う可能性は低いものの、一刻も早い対策が必要だという。
間野博士「クマにとって住宅街に9時間いたのは成功体験。動転して何かをするとふりょの事故もありえるこのクマは駆除が必要」札幌市はクマを捕獲するために10日以降、箱わなを設置することを決めた。
HTB北海道テレビ
0コメント