釧路市では昨年、市内中心部でエゾシカ出没情報が相次いだことから、道がこの秋から囲いわなを使用した市内中心部での捕獲を開始した。
市によると、エゾシカ目撃情報が例年20件程度のところ、昨年は57件と急増しているとのことで、家庭菜園の被害などが甚大となった。だが、市街地では猟銃は使えないため、やむなく囲いわなを用いて捕獲することにした。
囲いわなは全周約29メートル、高さ約2・7メートルの大きなもので、生息地と市街地の間の通り道と思われる住宅地や商業施設に近い春採湖のほとりにある市有地に設置しされた。24時間体制で指定業者が遠隔操作を行う。捕獲されたエゾシカは業者が引き取り食肉加工する予定だ。
釧路総合振興局は、わなで通り道を塞ぐことで狩猟できる区域に封じ込めることも狙いとしている。
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