農林水産省では、鳥獣害対策で、捕獲に従事する人の高齢化や、農業に従事する人の見回りなどの労力を軽減するために、ICTやIoT化を推奨している。
ところが、鳥獣害対策の関係者からは、装置が高価なため導入が難しいとの意見があったことから、九州農政局の職員が市販の機器を組み合わせ、安価な「わな通知機」を試作した。この装置は「くまもと☆農家ハンター」の人たちの協力による実証試験を行い良好な実績が認められており、現在、本格的導入の準備を始めた地区があるという(九州農政局農村振興部農村環境課)。
農業協同組合新聞によると、ボタンを押すとLTE−M通信で送信して動作を検知できる
SORACOM LTE-M Button Plus(以下、Plus)というサービスを使用して、わなの動作を検知できる仕組みを試作し、結果は良好とのこと。
同サービスは購入費が7千円強、月額100円プラス1動作0.002円という価格で、携帯電話網でも通信範囲の広いLTE-Mを使っているために実用範囲は広い。
通知は、Eメールや、SMS、Facebookメッセンジャー、LINEなどの各種通知サービスが利用できる。
これと連動するように市販のわな等を改造する形で組み込み、試験をしており、自ら製作できない人には、安価に機器を提供する業者が現れることも念頭に置いているそうだ。
詳しくは、九州農政局農村振興部農村環境課へ。
電話(ダイヤルイン)096-300-6441
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