北海道標茶町で放牧中の牛がクマに襲われた問題で、被害にあった牛は少なくとも10頭にのぼることが分かりました。
「この奥に放牧地が広がっているんですが、牛が複数頭、クマに襲われたということです」(記者)
標茶町によりますと、5日から6日朝にかけて町内の2か所の放牧地で合わせて4頭の牛が腹を爪でえぐられたり、白骨化したりして死んでいるのが見つかりました。
ほかに1頭がけがをしたほか、行方の分からない牛も5頭いて、被害の状況から、町はクマに襲われたものとしています。
「獣医に治療してもらったが、爪痕が背中についていた。そのまま放牧しておいたらまた襲われる」(牛が襲われた酪農家)
「牛舎に入ってくる可能性がある。人がもし行ったときに、自分の餌が取られると思って人を襲うかもしれない。だから何が何でも捕獲しないことにはどうにもならない」(ハンター)
町では、先月も牛がクマに襲われており、周辺の酪農家に注意を呼びかけるほか、箱罠を設置してクマの駆除をする方針です。
出典 HBCニュース
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